目先の売上アップは、経営コンサルの仕事ではありません[第417回]

経営支援業務を収益化するためには…

…目先の売上アップがテーマなら、そのチャージは低くなります。

(毎週火曜日配信)税理士事務所様の経営を考えるコラム
GPC-Tax本部会長・銀行融資プランナー協会
代表理事 田中英司

私が社長として自社の経営を考えるとき、目先の売上アップなどの目先事にはあまり興味がありません。
目先の売上は、過去の打ち手の結集であって、今更ジタバタしてもどうにもならないからです。
売上を無理に作っても良い結果を招かない、一過性の売上にはあまり意味が無いことを知っているからです。

船井総研に在職していた30年前も、私の経営コンサルとしてのスタンスはそうでした。(周りとは違いましたが)
私は、目先事にはあまり関わりません。近未来事への対応を社長とともに考える、
これが高いチャージをいただいている経営コンサルとしての責務だと考えていたからです。

そもそも汎用的に目先の売上を上げる方法などある訳もなく、目先の売上アップは一過性のものです。
この3か月や半年だけ、弊害を無視して売上を作れと言われたら方法は見つかるでしょうが、褒められたものではありません。

■経営コンサルの仕事とチャージの関係性は!
  • そのチャージが高ければ高いほど、その視座は未来の経営に向かいます。
    逆に、目先のテーマに近づくほど、そのチャージは低くなります。
  • クライアントが上等になればなるほど、その視座は未来の経営に向かいます。
    逆に、目先のテーマに近づくほど、クライアントの質は落ちます。
■近未来事への対応を社長とともに考えるとは!
  • 近未来の同社のあるべき姿をともに創造します。
  • 近未来の同社の事業立地をともに考えます。
  • 近未来の同社のビジネスモデルを、マネタイズをともに考えます。
  • 近未来に向かってのTODOを都度修正しながらサポートします。

これが経営コンサルの真の姿です。

■経営コンサルに必要な、仮説立案力とは!

経営コンサルを引き受ける時と、事業を買収する時は同じ目線です。
この会社、多分このように持っていけばよくなるであろう、私はこの仮説を持って事業を買収してきました。
経営コンサルを引き受ける時もほぼ同じです。仮説のイメージすら湧かないのに、社長と未来を創造することはできません。
経営コンサルに必要な能力は仮説立案力であって、目先の売上を上げるスキルなんかではありません。間違えないでください。

■経営コンサル業務を成功させるには…
  1. 視座の高い社長と付き合う
    ⇒そのためには自身の視座を上げる!
  2. 近未来の経営について、社長と具体的に語り合う
    ⇒そのためには自身の知見を磨く!
  • 真の経営コンサルに必要なのは、小手先のノウハウではありません。
    視座に高さと、経営に関す知見です。ノウハウではなく、視座と知見を身につけましょう。

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