【クライアントに対する金融機関対応指針を決めましょう】[第29回]

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━━━━━━━━━━━■━[第29回] 2014/03/25 ━■━━

税理士・会計事務所の皆様

こんにちは。GPC-Tax本部会長の田中英司です。

本メールでは、税理士事務所の運営を実際に行いながら
(過去一年、新規顧客を営業しないで40件獲得しています)、
税理士事務所様の経営を考えるコラムを毎週無料で提供させて
いただきます。

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◆今週のテーマ:
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クライアントに対する金融機関対応指針を決めましょう。
銀行取引の基本ルール10資金のダムを作ってください。
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金融機関からの融資に頼らずに経営できている会社はほんの一握りです。
金融機関は、企業にとって最も重要な取引先の一つです。

貴所のクライアントに対して、金融機関とどのようにお付き合いするべきか、
その考え方・指針を整理されておられますか?
『できるだけお金を借りないように指導している。無借金経営が理想だ。』
とおっしゃる先生も少なくありません。

私は、『借りられるときに、借りられるだけ借りましょう。』と提唱しています。
理由を説明します。

●企業は、
1.お金が必要になった時にのみ資金を借り入れしたい。
2.特に資金繰りが厳しくなった時には急いで助けてほしい。
3.余分な資金は借入したくない。金利がもったいない。

●金融機関は、
1.伸びる企業にさらなる成長資金を貸したい。良い会社にたくさん貸し続けたい。
2.経営危機状態の企業からは資金を回収したい。追加融資はできない。
3.預金者保護も重要だ。
(※金融機関には『日傘』しかありません。雨が降り出したら返せと言います。)

と考えています。

それでは、企業経営者として、
金融機関とどうお付き合いすればよいのでしょうか?

私は、次のように説明しています。
○『貴社が金融機関に対して圧倒的に強い立場をとれるなら、自社の都合を優先してください。必要な時に必要な金額だけ融資を受けてください。』
○『そうでないなら、金融機関の都合に合わせてお付き合いすべきでしょう。借りられるときに借りられるだけ最大限借り入れる方針を貫いてください。』

前者の企業は全体の数十%以下、本当はもっと少ないはずです。
今日金融機関に『貸します。借りてください。』と言われても、この言葉の有効期限は今だけです。
数か月後に業績が悪化して融資を依頼したら、断られる場合が大半です。
『貸します。借りてください。』と言われたときに借りておくべきです。
借りすぎるリスクは金利です。
借りなかったリスクは資金枯渇・破たんです。
前者のリスクを取るべきです。

私はこのように考えています。

3月12日、『中小企業経営者が押さえておくべき銀行取引の基本ルール10と三つの事例』とのテーマで講演しました。
76名の中小企業経営者様の前でお話しした内容をDVDにして廉価(3,800円・税別)で販売いたします。是非、ご聴講ください。

貴事務所の、クライアントに対する金融機関対応指針立案にご利用ください。

※本メールマガジンの読者様(税理士事務所様)には、
『中小企業経営者が押さえておくべき銀行取引の基本ルール10
と三つの事例』DVD(90分)を無料でご進呈いたします。
詳細は下記を参照ください。

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【以下は、DVD(約90分)レジュメの抜粋です。】
以下の10のルールと三つの事例をご確認ください。

●ルール1;銀行交渉は、いかなる時も前向きに
「日傘」しかないからです。
(※一部の制度融資・保証商品は除きます。)
■銀行は『晴れの日にはお金(傘)を貸して、雨が降り出したらお金
(傘)を返せと言う』、こう嘆く方は少なくありません。今一度
銀行の成り立ちと、ビジネスモデルを理解してください。

銀行は
・貸出しの原資は預金です。預金者保護、融資金の回収は必須です。
・赤字補てん資金、こんな融資科目はありません。
・「苦しいから貸して」これは絶対禁句です。
・晴れの会社に傘を貸して利息を稼ぐ、これが基本的な収益モデルです。
・伸びる会社を伸ばす、これがミッションです。
銀行にある傘は、すべて『日傘』です。『雨傘』は一本も置いていません。
当然、雨が降ったら返せと言います。後略

●ルール2;『資金のダム』を作ってください。お金は、借りられる時に
借りられるだけ借りておく。
■『金利負担を気にせずに、借りられるだけ借りよう』と提案して
います。中小企業の資金政策に対する誤解があります。

以下を確認ください。
・貴社は、適時定量な資金調達が出来る優良企業ですか?
・銀行が「借りてください」と言ってくるから優良企業だ、違います。
・悪くなった時に貸してくれる会社が真の優良企業です。
・適時適量な資金調達が出来る会社なんて、ほとんどありません。
・ほとんどの会社は良い時に(のみ)貸してくれる普通の会社です。
二つのリスクを比較してみましょう。後略

●ルール3;財務諸表、自己資本比率等々、
中小企業には(ほとんど)無関係です。
●ルール4;無借金経営は最終的な目標です。
●ルール5;運転資金は毎年借り直す。
●ルール6;取引銀行は、分相応が良い。
●ルール7;銀行とは信義に沿って付き合う。
●ルール8;銀行対応は、原則書面で対応する。口頭対応のみではNGです。
●ルール9;創業時融資で最大限の調達を。
●ルール10;リスケも前向きに。口頭ではNG、計画書が絶対に必要です。

【事例1:リスケ解消と同時にニューマネーを調達した事例】
【事例2:融資要件が不足していた創業融資事例】
【事例3:円満にリスケを実行した事例】

※銀行融資プランナー協会正会員事務所様には、
このDVDを制作原価で提供しております。クライアント(候補)への営業・
啓蒙活動に活用いただいております。

『金融機関対応力習得研究会及び銀行融資プランナー協会』では、
引き続き縮小する税務顧問業務マーケットに、新たな業務として資金
繰り円滑化支援業務(キャッシュフローの番人業務)を付加するために、
国の施策である認定支援機関としての活動も加味しながら、
新しい税理士事務所、『新・税理士』を具現化するための活動を続けています。

第2回東京金融機関対応力習得研究会は3月25日(本日)、
第3回東京は4月22日に実施します。

第8回大阪は4月17日に実施します。
研究会スケジュール・詳細についてはこちら>>

http://good-tax.jp/
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■私が考える税理士事務所の経営目標は

○既存のクライアントとの関係を永続する。切られない。
○付加価値を上げて顧問料のアップを図る。3~5万円/月アップ。
○優良な新規顧客を継続的に獲得する。毎年1割以上純増させる。
以上です。

ソリューションが見つかりました。実行してみませんか。
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■当事務所では、金融機関対応力習得プログラムを開発しました。

○一回のみのお試し参加歓迎です。38,000円/1回。
予想を超える、密度の濃い内容にご満足いただけるはずです。

1、4時間の実例ワーク訓練を累計6回受講していただくことで、
金融機関対応力に対する及第点のスキルを習得するプログラムを
開発しました。ご興味のある方は、ご遠慮なくお問合せください。
http://www.good-tax.jp/topics_sv-2.html

2、クライアントやクライアント候補に対する情報発信コン
テンツを、貴事務所にも継続して(月8回)ご提供いたします。
ご興味のある方は、ご遠慮なくお問合せください。
http://www.good-tax.jp/topics_sv-1.html

○費用は、
・研究会参加費用 30,000円/月(累計6回・6ヶ月で終了)
※研究会のみのご参加は38,000円/月(累計6回・6ヶ月で終了)
・銀行融資プランナー協会正会員会費 30,000円/月
・メールマガジンコンテンツ 8,000円/月(正会員のみにご提供
します。)
※入会金等の一時金はありません。いつでも辞めれます。

※当事務所がクライアント及びクライアント候補に発信している
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さい。無料です。
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