苦労する事業ではなく楽な事業を選択するために![第515回]

…成長期初期に自社事業を充てる!

(毎週火曜日配信)税理士事務所様の経営を考えるコラム
GPC-Tax本部会長・銀行融資プランナー協会
代表理事 田中英司

ライフサイクルについては皆さんご存知でしょう。一方、自社にこの概念を当てはめて経営している社長は多くありません。自社の事業をライフサイクルの観点から点検してください。

■自社の事業を成長期初期のステージに置き換えましょう。

成長性が高い事業は「楽な事業」です。ライフサイクルと事業の成長性には大きな相関関係があります。
故に、成長期初期のステージにある事業に取り組めばよいのですが、案外ライフサイクルに関する検証はおろそかにされています。一方、苦労する事業は成熟期後期から衰退期のステージにある事業です。
また、導入期も総じて大変厳しい経営を強いられます。

◆戦後の高度成長期と呼ばれた時代、日本企業のほとんどは成長期のステージにありました。
人口がどんどん増えるなか、様々な困りごとを解決するサービスが開発され、物を作れば売れる、インフラを整備したら使われる時代が続きました。
日本の企業は総じて楽な経営ができる環境にあったと言っても間違えではないはずです。

◆令和の今、日本企業の70%は成熟期~衰退期のステージでの経営を強いられています。
同じ頑張りを続けていても、毎年業績が下がるのはこのためです。自社の事業を成長期初期のステージに置き換えましょう。事業再構築の本質はここにあります。

■ライフサイクルについてもう一度整理して確認してください。

ライフサイクルは、製品やサービスが市場で進化する過程を表す概念です。この過程は、一般的に導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つの段階に分類されます。それぞれの段階の特徴について説明します。

(×)導入期…市場が未完成、ルールも未整備、案外難解
(◎)成長期…普通以上にやれば儲かって、成長する
(△)成熟期…市場が飽和、差別化か高シェア企業に利益が集中
(×)衰退期…市場が衰退、競争過多、稀に残り福あり

◆導入期は、新たな市場や製品が初めて登場する時期です。この段階では、市場が未完成であり、ルールや規制も整備されていません。さらに、新しい製品やサービスが市場に初めて導入されるため、消費者からも理解されにくい状況です。競争もまだ少なく、市場のポテンシャルは大きいですが、市場の開拓や普及には多くの困難が伴います。

◆成長期は、製品やサービスが市場で急速に普及し、売上と利益が拡大する時期です。市場の需要が高まり、製品の普及が進むため、普通以上の取引を行えば儲かります。
競争も増加し、新たな参入者が市場に現れますが、成長の機会も多く存在します。市場の拡大や顧客の獲得に注力することで、企業は成長を実現することができます。

◆成熟期は、市場が飽和状態に達し、製品やサービスの差別化が難しくなる時期です。競争が激化し、既存の企業や大手企業が市場シェアを占め、利益が集中する傾向があります。
市場の成熟に伴い、価格競争が起こり、利益率が低下することもあります。この段階では、企業は市場での競争力を維持するために、品質の向上や新たな市場の開拓に取り組む必要があります。

◆衰退期は、市場が衰退し、競争が過多となる時期です。需要が減少し、市場規模が縮小するため、競争は一層激化します。一部の企業は淘汰され、市場から姿を消すことになります。
しかし、衰退期においてもまだ需要がある市場や一部の企業は、競争を生き抜きながら存続し、稀に利益を上げることもあります。
衰退期は企業にとって厳しい時期ですが、市場の変化やニーズの再評価によるチャンスも存在します。

ライフサイクルの各段階は、市場や製品の成熟度に応じて異なる特徴を持ちます。企業は、市場の状況や競争の激化に応じて適切な戦略を選択し、各段階での成長や存続を図る必要があります。
しかしながら、成長期初期のステージに自社事業を充てる…これに勝る良策はありません。

貴社・貴事務所はどのステージで事業を行っていますか?少なくとも成長期の初期ではないはずです。ご確認ください。


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