【経営計画書策定の前に簡易利益計画書策定を推奨します】[第23回]
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━━━━━━━━━━━■━[第23回] 2014/02/11 ━■━━
税理士・会計事務所の皆様
こんにちは。GPC-Tax本部会長の田中英司です。
本メールでは、税理士事務所の運営を実際に行いながら
(過去一年、新規顧客を営業しないで40件獲得しています)、
税理士事務所様の経営を考えるコラムを毎週無料で提供させて
いただきます。
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◆今週のテーマ:
『経営計画書策定の前に、簡易利益計画書策定を推奨します。』
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売上・販管費・粗利益率(原価率)の3つの関係について
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クライアント向けに、経営計画書策定を提唱されている会計事
務所様は少なくありません。企業経営にとって大変重要なこと
で、すばらしい提案です。
一方、真の経営計画書作りには、相応のコストが掛かります。
クライアントがその必要性を理解し、会計事務所がそのスキル
を習得する、この双方の条件を整えるのは、かなり難解です。
当事務所(一般社団法人銀行融資プランナー協会正会員)では、
経営計画書策定の必要性を認識した上で、より取り組みやすい
利益計画書の策定を推奨し、クライアント(候補)に対して、
以下の提案を行っています。
・売上・販管費・粗利益率(原価率)の3つを組み合わせて、
利益をどう確保するのか?を良く考えてもらいます。
・前年の決算書に対して、翌期以降の利益計画を、
上記の3つの指標の組み合わせでシュミレーションしてもら
います。簡単なシュミレーションソフトを使っています。
真の経営計画書には及びませんが、
より多くのクライアント(候補)に、明日からの経営指針をつ
かんでいただけます。手間・コストは極小、提供する側のスキ
ルの習得も比較してはるかに容易です。
この計画に沿って、資金繰りのサポートを行います。
※以下、昨日2月10日配信済みの『クライアント(候補)向け
協会メルマガ』から引用します。
※クライアント(候補)向けの内容になっています。読み替え
てご理解ください。
(引用開始)
『利益計画を策定してください。複雑な経営計画ではなく、売
上・販管費・粗利益率(原価率)の3つを組み合わせて、利益
をどう確保するのか?この方針をしっかりと決めてください。
経営のイメージが描けます。経営が変わります。
■利益を増やす(増益の)ための要素は大きく3つです。
1.売上をあげる。
2・販管費を下げる。
3.粗利益率をあげる(原価率を下げる)。
■今期年商1億円、原価6,000万円、販管費4,000万円、営業利
益ゼロの会社で、来期目標営業利益を700万円において考えて
みましょう。
○売上だけをあげて、700万円の利益を出すためには
・売上1億1,750万円、17.5%売上をあげる必要があります。
○販管費だけを削減して、700万円の利益を出すためには
・販管費は3,300万円、17.5%販管費を削減する必要があります。
○粗利益率だけをあげて、700万円の利益を出すためには
・粗利益率を7%あげる必要があります。
◎社長、貴方ならどの方法を選択しますか。
実際には、以下の3要素の組み合わせになります。
・売上に伸び代を感じるなら売上アップを目指します。
・販管費に余裕を感じるなら販管費の削減を行います。
・高付加価値化や値上げ、又は原価の削減ができそうなら粗利
益率の向上を狙います。
■様々な組み合わせ例を検証してみましょう。
○売上だけを17.5%アップ、これで営業利益は700万円になります。
○売上を7%アップして、販管費を10.5%削減、これで営業利益
は700万円になります。
○売上を30%アップして、販管費を12.5%増やす、これで営業
利益は700万円になります。
粗利益率アップの要因を組み込まずに計画してみました。急成
長中の企業なら可能でしょうが、安定期の企業にはしんどそう
ですね。
○売上を3%アップ、販管費を4.2%削減、粗利益率を4%アップ、
これで営業利益は700万円になります。
○売上を5%アップ、販管費は現状維持、粗利益率を4.8%アップ、
これで営業利益は700万円になります。
○売上と販管費を据え置いた場合は、粗利益率7%アップ、
これで営業利益は700万円になります。
粗利益率アップの要因を組み込んで計画すると、選択肢が大き
く広がります。
■売上・販管費・粗利益率(原価率)、この3つの方向性が決
まれば、自ずと経営の方向性は見えてきます。
○売上を30%アップして、販管費を12.5%増やす、
これで営業利益は700万円になります。
○売上を3%アップ、販管費を4.2%削減、粗利益率を4%アップ、
これで営業利益は700万円になります。
・前者の方針は、販管費を突っ込んで大幅な売上増を狙う、そ
のためには、人員採用や販促費予算も必要でしょう。30%増
の売上と、12.5%の販管費増加のバランスを取りながら、経
営管理を行います。
・後者の方針は、高付加価値商品の開発や仕入れコストの削減
が経営のテーマになります。また、販管費の無駄の削減も必
要です。販促費等の見直しにも取り組まねばなりません。
上記の2つでは、明らかに明日からの経営方針が変わるはずです。
■以下、ご確認ください。
・売上・販管費・粗利益率(原価率)の3つをどう組み合わせ
て経営するのか整理してください。
・粗利益率(原価率)の要因を十分に考慮して利益計画を作っ
てください。
・売上アップのみの要因での利益確保は、容易ではありません。
値引き販売(粗利益率ダウン)の利益確保は、さらに難解です。
利益計画は、売上・販管費・粗利益率(原価率)の3つの組み
合わせです。特に、粗利益率(原価率)は利益を左右する大き
な要因です。粗利益率を重視する経営をお勧めします。
○利益計画策定に関するご相談は、銀行融資プランナー協会正
会員事務所である当事務所にて承っております。お気軽にご相
談ください。』
(引用終わり)
貴事務所においても、経営計画書の策定ではなく、まずは利益
計画書の策定で臨まれることをお勧めします。
※「金融機関対応力習得研究会」では、利益計画書の策定方法
等についても学んでいただきます。簡易ソフトもご進呈してい
ます。
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■私が考える税理士事務所の経営目標は
○既存のクライアントとの関係を永続する。切られない。
○付加価値を上げて顧問料のアップを図る。3~5万円/月アップ。
○優良な新規顧客を継続的に獲得する。毎年1割以上純増させる。
以上です。
ソリューションが見つかりました。実行してみませんか。
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■当事務所では、金融機関対応力習得プログラムを開発しました。
1、4時間の実例ワーク訓練を累計6回受講していただくことで、
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開発しました。ご興味のある方は、ご遠慮なくお問合せください。
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ツを、貴事務所にも継続して(月8回)ご提供いたします。
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○費用は、
・研究会参加費用 30,000円/月(累計6回・6ヶ月で終了)
※研究会のみのご参加は38,000円/月(累計6回・6ヶ月で終了)
・銀行融資プランナー協会正会員会費 30,000円/月
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