29.クライアント支援時の財務の方針・経営の方針!
平成28年9月税理士・会計事務所様へのメッセージ
GPC-Tax本部会長・一般社団法人銀行融資プランナー協会
代表理事 田中英司
ノウハウの前に、提示すべき 「方針」 が必要です!
1.『財務の方針』・・・その要諦は『お金に困らない経営を目指す』ことです。
2.『経営の方針』・・・その要諦は『繁盛貧乏に陥らない』ことです。
◎以下は、創業から小規模・零細企業(年商5億円まで)を想定しています。
◆クライアントの財務支援・経営支援を行うときの方針は明確ですか?
金融機関対応や財務支援のノウハウ、これを持ち合わせていなければ財務支援はできません。また、経営支援のノウハウ、これを有していなければ経営支援はできません。
しかし、その前に重要なことは、何を目指して財務支援や経営支援を行うのかとする方針です。
この方針が有って、方針に沿って支援する、これが王道です。
財務支援の方針を持たずに「資金調達をスポットで手伝う」こと、
経営支援の方針を持たずに「売上アップ策をスポットで助言する」こと、本筋ではありません。
◆Q1:当事務所がクライアントの財務を支援する時の方針は「・・・・・」です。
◆Q2:当事務所がクライアントの経営を支援する時の方針は「・・・・・」です。
この解を用意してください。
◆クライアントに指示すべき『税務の方針』、その要諦は・・・
その要諦は 『お金に困らない経営を目指す』 ことです。(銀行融資プランナー協会)
- 手持ち資金の最大化を図る。→ 金利を気にせずに『借りられる時に借りられるだけ借りる。』
- 適時・継続的に借入れを行う。→ 『貸し手の論理』(借りての論理ではなく)に沿って資金調達を継続する。
- 利益を最大限だす。→ 納税を恐れずに利益をだす。自己資本の充実と簡易キャッシュフローの最大化を図る。
- 継続的な資金管理を行う。→ 精度の高い6カ月~1年先までの資金繰り計画を持ち続ける。
- 金融機関へ財務情報を適時提供する。→ 金融機関との窓口になって、モニタリング機能を充足する。
※この方針を実現するために以下の2つのサービスがあります!
『資金繰り円滑化サービス(=財務部長代行業務)』・『銀行融資プランニングサービス』
◆クライアントに指示すべき『税務の方針』、その要諦は・・・
その要諦は 『繁盛貧乏に陥らない』 ことです。(銀行融資プランナー協会)
- 力相応オンリーワンを目指す。→ どこにでもあるネタをビジネスにしない。一工夫、二工夫…
- 低粗利益率のビジネスは行わない。→ 粗利益率30%未満はおすすめしない。小資本企業には難解です。
- 価格を売るための道具に使わない。→ 安売りはしない。
- 売上至上主義に陥らない。→ 売上よりも利益を優先する。
ノウハウの前に、提示すべき 「方針」 が必要です!
◆Q1:当事務所がクライアントの財務を支援する時の方針は「・・・・・」です。
◆Q2:当事務所がクライアントの経営を支援する時の方針は「・・・・・」です。
この解を持たずに行う『財務支援』『経営支援』は付け焼刃になります。一方、解を持ってクライアントに向き合えば、案外シンプルに助言できます。もちろん、ノウハウも併せ持つことが必要ですが…
※これらの方針とノウハウを体系的・網羅的に習得いただくプログラム
『WEB金融機関対応力習得研究会』を繰り返し受講してください。