28.開業して成功するための7か条!

平成28年7月
税理士・会計事務所様へのメッセージ
GPC-Tax本部会長・一般社団法人銀行融資プランナー協会
代表理事 田中英司

僭越ですが、開業を控えた先生・開業間もない先生、もう一度原点に戻って経営を考えてみたい先生へのメッセージです。

税理士の看板を掲げただけで、
たくさんの顧客が押しかけてくれる、または、たくさんの紹介が飛び込んでくる時代ではなさそうです。

先生方がクライアント(及び候補)の独立開業者を支援する時、
○貴社の強み・差別化要因は?
○資金計画は?   こう尋ねるはずです。 

税理士事務所の開業時も同じです。成熟した税理士業界において、
成功するための最低条件(必要条件)が存在します。

開業して成功するための7か条!

◆1.他の税理士事務所との違いを明確に定義して磨き込み続ける。(差別化)

成熟した税理士業界に、差別化要素を持たずに参入するのはあまりにも無謀です。
多くの先輩方に埋もれて疲れ果ててしまいます。これが無ければ勝てません。

◆2.この違いを広報するあらゆる活動を継続する。(広報・宣伝)

ホームページ、メールマガジン、SNS、セミナー、金融機関や士業とのアライアンス、力相応対応してください。
(※◆1.を有することが前提です。)

◆3.安売りではなく、差別化による高付加価値化を狙える商品を設計する。(商品設計)

安売り⇒繁盛貧乏、この路線だけは避けてください。(※◆1.を有することが前提です。)

◆4.クライアントの来客に対応できる事務所を準備する。(ハード)

自宅と携帯電話一本で新規の顧客を獲得するためには、相当な力量が必要です。容易ではありません。
事務所などのハードも必要です。

◆5.デスバレー(開業時の赤字)を抜け切るまでの資金を戦略的に調達する。(財務戦略)

顧問料を積み上げていくストックビジネスである税理士業は、ストックを積み上げるまでの時間が必要です。
一定の運転資金と投資資金が必要です。総じて立ち上がるまでの必要資金の見積もりが甘い開業者様が多いようです。

◆6.進捗を確認しながら、程度加減(アクセルとブレーキ)の判断を日々行う。(経営判断)

YESかNOの経営判断よりも、程度加減の判断の方が高頻度で難解です。同じことに取り組んでいても差が出るのはこのためです。案外この認識は薄いように感じます。

◆7.腹を据えて3年粘る。(継続と胆力)

粘るためには胆力が必要です。成果を焦って右往左往しないようにしましょう。「石の上にも3年」腹を据えて継続してください。また、資金余力が無ければ粘ることもできません。(※◆5.を有することが前提です。)

王道を真直ぐに進みましょう。世の中、論理だけでうまく行くほど甘くはありませんが、それでも論理に沿って考えるしか他に方法はありません。論理を放棄してしまえばダッチロールに陥ります。
また、世の中は、概ね(80%ぐらい)論理に沿って動いています。
「論理に沿って王道で取組めば、概ね経営はうまく行くようにできている。」多くの偉人がおっしゃっておられます。

◆1.(差別化)を持たない開業は、上手く?行っても安売り⇒繁盛貧乏の道を歩みます。
◆5.(財務戦略)を持たない開業は、成功するまでの時間を確保できません。
◆6.(経営判断)の多くは程度加減の判断です。判断ミスの大半は程度加減のそれです。
◆7.(継続と胆力)の無い人は、生涯果実を手にすることができません。

※銀行融資プランナー協会は、単なる勉強会組織ではありません。
 上記のソリューション一式を、パッケージで提供いたします。是非導入ください。

◎大きな事務所様は、一つの切り口としてご利用いただいています。
◎開業間もない先生には、『新・税理士』パッケージを全力で導入いただいています。

『開業して成功するための7か条!』確認シート!

銀行融資プランナー協会は、以下のソリューションを提案します。併せて、提供する準備ができています。…下記は、一部です。

◆1.他の税理士事務所との違いを明確に定義して磨き込み続ける。(差別化)

  • 当事務所は、「税理士」ではなく「新・税理士」です。このくだりから始まります。
     「新・税理士」宣言…税務に(金融機関対応を含む)財務機能を付加する。
  • 「銀行融資プランナー」「銀行融資プランナー協会正会員事務所」として活動いただきます。
  • WEBでの延べ30時間の訓練プログラムを整備。いつでもどこでも何度でも受講可。

◆2.この違いを広報するあらゆる活動を継続する。(広報・宣伝)

  • 「脱・財務無策、金融機関『日傘理論』、認定支援機関としての補助金情報」をキラーコンテンツとする年104回の情報配信、事例を多数提供、また、広報・営業用のチラシ・小冊子を多数提供。
  • 創業者をフックする「独立開業検定」の窓口等を担える。

◆3.安売りではなく、差別化による高付加価値化を狙える商品を設計する。(商品設計)

  • 1社あたり顧問料(30万円)50万円~100万円/年、強い二階建てで税務顧問料金の適正化も図る。
  • また、過度な高単価は避ける。時間生産性1万円強を狙う。

◆4.クライアントの来客に対応できる事務所を準備する。(ハード)

  • ギリギリ背伸びしたハードへの投資を推奨する。

◆5.デスバレー(開業時の赤字)を抜け切るまでの資金を戦略的に調達する。(財務戦略)

  • 「銀行融資プランナー」として自事務所の財務戦略を構築する。

◆6.進捗を確認しながら、程度加減(アクセルとブレーキ)の判断を日々行う。(経営判断)

  • ライアント向けの経営支援コンテンツを自事務所の経営にも活用する。

◆7.腹を据えて3年粘る。(継続と胆力)

  • クライアント向けの経営支援コンテンツを自事務所の経営にも活用する。

※さらなる進化発展を続けてまいります。