【「リスケ実行先の、リスケ解消と資金調達事例」の検証】[第19回]

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━━━━━━━━━━━■━[第19回] 2014/01/14 ━■━━

税理士・会計事務所の皆様

こんにちは。GPC-Tax本部会長の田中英司です。

本メールでは、税理士事務所の運営を実際に行いながら
(過去一年、新規顧客を営業しないで40件獲得しています)、
税理士事務所様の経営を考えるコラムを毎週無料で提供させて
いただきます。

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◆今週のテーマ:
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『 リスケ実行先の、リスケ解消と資金調達事例』の検証
第4回(12月10日実施済み)金融機関対応力習得研究会報告
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■はじめに銀行融資プランナー協会の当面の目標。
昨年9月に大阪で始めた「大阪金融機関対応力習得研究会」の参
加事務所は、4ヶ月目の12月には、9事務所13名になりました。
今月からは、広島の事務所様も参加される予定です。また、2月
からは、東京での研究会もスタートします。
※「金融機関対応力習得研究会(東京第1回)」は、2月25日に
開催いたします。
一方で、金融機関対応力を習得する税理士事務所の集団を構築し
ながら、もう一方では、金融機関に対するアクションを強化しま
す。
金融機関から、金融機関の顧客を任される集団を作りたいと目論
んでいます。
金融機関は、当協会の活動には異論が無いはずです。税理士事務
所が、以下のミッションを掲げて取組んでいるからです。

○銀行融資プランナー協会のミッションは
(※詳細は、巻末のプレスリリースを確認ください。)
・クライアントが日々行っている経済活動が、同社の資金繰りに
与える影響を管理・予測し、必要に応じて資金調達等の支援を行
う。
・銀行を含むステークスホルダーに対し、クライアントの財務状
況や将来の計画等を正確にディスクローズするための資料整備を
支援する。
・クライアントの財務知識の向上を促す。
・上記を通じて、企業と銀行の円滑な取引関係の構築を支援する。

■12月10日開催済みの『大阪第4回金融機関対応力習得研究会』
では、リスケ実行先の、リスケ解消と資金調達事例について習得
いただきました。可能な範囲でご報告いたします。
・リスケの解消と同時に、新規資金の調達も行いました。資金繰
りに追われることなく落ち着いて、経営に集中できるようになり
ました。
・当事務所とクライアント契約を締結しました。継続的に、キャ
ッシュフローの番人業務を担います。

■28期の製造業K社様、年商60百万円。
※研究会では、すべて資料を開示して、実例で検証いただいてお
ります。以下、概要で解説いたします。

○経緯(決算書の簡易分析と来所時ヒヤリングより)
・メールマガジンを読んでご夫婦で来所されました。
・28期、二代目の社長様です。
・現状資金繰りが苦しく、資金に余裕が欲しい、とのご要望です。
・直近売上60百万円、純利益赤字、前々期も赤字、売上・利益と
もに回復基調で、減価償却の引当不足はありません。
・減価償却分を勘案すると、返済余力が出る可能性があります。
・役員報酬の未払い、役員からの借入金を実質自己資本とみなした
実態バランスシートでは、資本超過の可能性があります。
・簿価60百万円の工場(不動産)があり、担保評価は加算できそ
うです。
・保証協会付き信用金庫借入れと政策金融公庫合わせて97百万円
の借入れがありますが、リスケ中(月額51万円返済中)です。

○当事務所の方針(分析後の方針)
・キャッシュフローが回復しているので、超長期借入への借換え
による正常化と増額借入れを可能な限り行う。
・不動産担保融資と運転資金融資を組み合わせて、債務償還年数
の基準を正常な範囲に収める。
・正常化後に第二弾の追加融資を狙う。

○結果
・新規の信用金庫で、不動産担保プロパー融資80百万円と保証協
会保証付き融資12百万円を実行。
・リスケ先の信用金庫融資88百万円は全額返済。
・政策金融公庫4百万円増額で正常化借換えを実施。
・正常化と資金調達(手残り純増額)8百万円を同時に実行。
・月額返済額は61万円(リスケ時51万円)、10万円増額。

○三方良しです。
・クライアントは、リスケ状態から抜け出しました。併せて、純
増額8百万円調達して、運転資金に余裕ができました。
・既存の信用金庫はリスケ先が一社減りました。完済です。
・新規の信用金庫は新しい大口の取引が成立しました。
・政策金融公庫もリスケ先が正常先に変わり、融資額も増えまし
た。
・当事務所も、新規のクライアントを獲得しています。また、大
変感謝いただいています。永いお付き合いになりそうです。

■本研究会、K社様事例で学んでいただいたことは以下です。
・本事案構築のための考え方・進め方
・関与先調書について
・財務分析シートについて
・実態バランスシートと資産修正方法について
・金融機関別借入残高推移表について
・キャッシュフローと返済原資、借入れの可否の判断基準について
・債務償還年数と金融機関格付けについて
・実態債務超過、資本超過の判断基準について
・金融機関との具体的なやり取りについて(会話・やり取り)
・K社様への提案内容と契約内容について
※上記のひな形等、すべてお持ち帰りいただきました。

■顧問契約が継続します。これがポイントです。
K社様とのお付き合いは、始まったばかりです。継続的に「キャ
ッシュフロー」を監査しながら、適時必要な金融機関対応を行い
ます。永いお付き合いになりそうです。
一方、我々が関与するのは、税務顧問とキャッシュフロー(金融
機関対応)の部分のみです。十分な効率と収益が確保できます。

○11月度に続いて4回目の研究会でした。
受講者の皆様は、「応用できる」、「あっと言う間の4時間でし
た。」大変満足していただいております。

○受講者様には、途中お休みがあってもかまいませんが、早めに
累計6回受講ください、と申し上げています。

○次回第6回は2月18日(火)午後1時~5時で執り行います。
http://www.good-tax.jp/topics_kk-6.html
※下記の予告をご確認ください。
※2月からは、東京でも毎月開催いたします。

http://good-tax.jp/
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■私が考える税理士事務所の経営目標は

○既存のクライアントとの関係を永続する。切られない。
○付加価値を上げて顧問料のアップを図る。3~5万円/月アップ。
○優良な新規顧客を継続的に獲得する。毎年1割以上純増させる。
以上です。

ソリューションが見つかりました。実行してみませんか。
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■当事務所では、金融機関対応力習得プログラムを開発しました。
1、4時間の実例ワーク訓練を累計6回受講していただくことで、
金融機関対応力に対する及第点のスキルを習得するプログラムを
開発しました。ご興味のある方は、ご遠慮なくお問合せください。
http://www.good-tax.jp/topics_sv-2.html

2、クライアントやクライアント候補に対する情報配信コンテン
ツを、貴事務所にも継続して(月8回)ご提供いたします。
ご興味のある方は、ご遠慮なくお問合せください。
http://www.good-tax.jp/topics_sv-1.html

○費用は、
・研究会参加費用 30,000円/月(累計6回・6ヶ月で終了)
※研究会のみのご参加は38,000円/月(累計6回・6ヶ月で終了)
・銀行融資プランナー協会正会員会費 30,000円/月
・メールマガジンコンテンツ 8,000円/月(正会員のみにご提供
します。)
※入会金等の一時金はありません。いつでも辞めれます。

※当事務所がクライアント及びクライアント候補に発信している
メールマガジンにご興味のある方は、以下から登録して確認くだ
さい。無料です。
https://faml.jp/bm/p/f/tf.php?id=gpcsenba

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