(所長が伝えたい)新入職員~中堅職員へのメッセージ!(上)[第390回]

…1週間に1時間しか自主学習しない30%の新入職員~中堅職員の末路は悲惨です!
【※税理士事務所向け社員教育コンテンツ】

(毎週火曜日配信)税理士事務所様の経営を考えるコラム
GPC-Tax本部会長・銀行融資プランナー協会
代表理事 田中英司

少し古いデータですが、〔(株)リクルートマネージメントソリューションズ(2014年データ)〕から引用させていただきます。
自主的な学習に費やす時間は1週間にどれぐらいですか?との設問に対して、1時間以内と回答した新人の割合は29.3%、8時間以上と回答した新人の割合は17.9%です。
同様に、1時間以内と回答した中堅の割合は35.9%、8時間以上と回答した中堅の割合は11.5%です。
残念なことに、時間を経るごとに勉強しない人の割合が増えています。そもそも1週間に1時間以内とは、学習時間ゼロを意味しています。

これからますます働き方改革が浸透していくはずです。この働き方改革によって、企業側が従業員を拘束する時間は減少します。
従業員は、裁量できる時間が増え、その時間の使い方によって、能力格差はさらに広がるはずです。自分自身が裁量できる時間をどう使うか、これがポイントです。
若い人達は、勉強しない怠惰な先輩たちを真似ることなく、自分自身の将来のために、しっかりとした生き方を身に着けてもらいたいものです。
そのための提言を行います。新入職員・若手職員に教えてあげてください。

■1.加減して働かないでください!

好む好まざるにかかわらず、人生の多くの時間を費やす仕事に対する向き合い方について考えてみましょう。
仕事が下手なのはつらいですね。リストラの恐怖も払拭できません。仕事はできるだけ若い時に上手になった方が得です。自分自身の人生を守れます。
そして、身に付けた力は、生涯自分自身の財産として使えます。

常に最善を尽くして働く人と、働き方を加減する人がいます。この仕事に取り組む姿勢の差が、時間を経て実力の差になります。雲泥の差です。
人は多くの場合、自分の力を過信し、自分の力を実力以上に評価しています。(これは必ずしも悪いことではありません。)
更に、自分に対する評価に合わせて働こうとする人がいます。(これが問題です。)この二つが相まると、自分の得ている対価に及ばない仕事で満足してしまいます。
そして、『私は自分の得ている対価以上の仕事をしている』と胸を張っています。『対価に対して十分貢献しているのだから、これ以上は働かない』こんな考えに至ります。
仮に、現時点で成果が対価を大きく上回っていたとしても、仕事のペースを落とすのは自分にとって得ではありません。
これは、最低年俸のプロ野球選手が、自身の打率やホームランの本数を意図的に制限し、『俺は最低年俸だから、打てるホームランも見送って、一定数以上は打たない』と決意しているようなものです。現状の年俸が最低であっても、可能であれば30本でも、40本でもホームランを打てば良いはずです。また、加減していると、本当に打てなくなってしまいます。至極当然のことですが、この理屈が理解できない人も少なくありません。

働き方を加減しないでください。実際の給与の3倍もらっていて、役職も2階級上のつもりで仕事に取組むことがコツですよ。』と、私は繰り返し言い続けています。
成果と対価の関係は、短期間では見合っていないこともありますが、中期的には必ず合致してくるからです。

  • ◎常に最善を尽くして働く。働き方を加減しない。
  • ◎実際の給与の3倍もらっていて、役職も2階級上のつもりで仕事に取組む。
  • ◎すべて自分自身のためです。成果は必ず自分に返ってきます。

■2.公私混同してください。
   公私混同出来ない人は、ビジネスマンとして大成できません。

◆時間を公私混同してください。

継続が重要です。継続して考えるから新しいものを生み出すことができます。継続して考えるから難題を解決できます。
休日に思考を完全に切ってしまう人に、大きな仕事は成し遂げられません。継続して考えられないからです。
休日には休めばいいと思っています。時間を有効に使って、体をいたわり、気分を晴らしながらでも、考えることをすべて中断してはいけません。継続が重要です。

◆仕事に投資してください。必要な費用があれば、たとえ経費で認められなくても身銭を切ってください。

仕事に必要な書籍があれば、どんどん買って勉強しましょう。仕事に必要な道具があれば、出来るだけ揃えましょう。勉強になる場所があるなら、自費ででも訪れましょう。
自宅には、考え事が出来るスペースを準備しましょう。仕事に一切私費を充てようとしない人がいます。会社のためだけにお金を使うのではないのです。
自分自身の知恵の磨き込みのため、自分自身の仕事の成功のためにお金を使うのです。これがわかっていないのでしょう。
仕事のために身銭を切ってください。何十倍、何百倍になって戻ってきます。

◎身銭と時間の投資を自分自身に行ってください。大きく化けて戻ってきます。

仕事はできるだけ若い時に上手になった方が得です。
自分自身の人生を守れます。そして、身に付けた力は、
生涯自分自身の財産として使えます。会社のためだけではないのです。

…次回号に続きます。

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