アフターコロナ、経営安全度が2倍になる5つの行動指針(財務指針)![第396回]

…有事から平時に転換した時、金融機関はその『雨傘』を『日傘』に持ち替えます。

(毎週火曜日配信)税理士事務所様の経営を考えるコラム
GPC-Tax本部会長・銀行融資プランナー協会
代表理事 田中英司

有事から平時に転換した時、金融機関はその『雨傘』を『日傘』に持ち替えます。その時に備えて、今一度クライアントの財務戦略を確認してください。

経営安全度が2倍になる5つの行動指針(財務指針)!

※以下は、財務基盤が安定していない創業~中小零細企業向けの指針です。

◆1.事業資金については、適時適量発想を捨ててください。適時適量発想は間違えです。
  • 『適時適量』ではなく、『(資金)在庫過多』で臨んでください。
  • 金融機関が有する傘はすべて『日傘』です。『雨傘』は、一本もありません。※『雨傘』は有事のみ使われる緊急対策です。
  • 『資金は、借りられるときに借りられるだけ借りておきましょう。』『借りたいときに必ず借りられる』保障はありません。
◆2.損益計算書・貸借対照表の前に、近未来の資金繰り表を確認してください。
  • 『近未来の資金繰り表』をまず確認してください。
  • 損益計算書・貸借対照表は読めなくても、近未来の資金繰り表は読んでください。簡単です。
  • 最低でも向こう6か月間の資金繰りは常に把握してください。
◆3.近未来の資金繰り表を金融機関対応に活用してください。
  • 『早めに借りる、または、早めに返済を止める。』、心がけてください。
  • 金融機関対応のタイミングが総じて遅れがちです。数か月早めに手を打ってください。雲泥の差です。
◆4.近未来の資金繰り表を経営判断に活用してください。
  • 『投資や費用の増加が近未来の資金繰りに与える影響』を資金繰り表で確認してください。
  • 『経営判断が資金繰りに与える影響』を事前に想定してください。予見できます。
  • 計画は資金繰りを確認して最終判断してください。判断の礎を資金繰りにおいてください。
◆5.中小企業も財務機能(金融機関対応機能も含む)を持ってください。
  • 創業間もない会社にも、財務の機能は必要です。

多くの財務指数に惑わされないでください。

経営状態を把握するための財務指標はたくさんあります。すべて先人が見つけ出した意味のある指標です。
ただ、それらをすべて理解して経営に生かすことは容易ではありません。

近未来の資金繰り表に、財務戦略を集中させましょう。

繰り返しますが…
○向こう6か月先~1年先までの資金繰り表を作成しましょう。
○この資金繰り表の更新と精度アップに励みましょう。
○この資金繰り表を金融機関対応と経営判断の基礎資料・礎としましょう。

お金の心配をしない経営を本気で目指すためには…

資金繰りに困る理由の50%は財務無策です。また、創業~中小零細企業の80%は財務無策です。
お金の心配をしない経営を本気で目指すためには、『近未来の資金繰り表』を礎に、すべてを近未来の資金繰りの良し悪しで判断する
…この資金繰り経営を行っていきましょう。そして、経営の安全度の向上を図りましょう。

※銀行融資プランナー協会は、上記の◆1.~◆4.の機能をソリューションとして提供しています。

※銀行融資プランナー協会の『新・税理士』(=税務+財務・金融機関対応機能を有する)がクライアントの財務部長を代行して、資金繰り表の番人、金融機関対応時の積極的説明補助機能を勤めます。税務顧問と併せて行うことで極めてリーズナブルに対応できます。

※以下の税理士・会計事務所様が『新・税理士=財務支援』ソリューションを導入されておられます。
https://www.bankfinancial-planner.com/area-madoguchi/

※貴事務所も、この機会に銀行融資プランナー協会のソリューションを導入しませんか。
https://good-tax.jp/guidance/

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

●税理士様向け無料オンライン動画セミナーのお知らせ●

大好評につき再度”無料”公開!

Afterコロナに日本の中小企業が抱える課題
税理士さんの役割とチャンスとは?

※無料公開期限は4月9日(金)23:59まで※

ご覧になりたい方はこちらから
↓↓↓↓

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◎『新・税理士』を提唱いたします。

以下の税理士・会計事務所様が『新・税理士』ソリューションを導入されておられます。
https://www.bankfinancial-planner.com/area-madoguchi/

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

※当事務所がクライアント及びクライアント候補に発信しているメールマガジンにご興味のある方は、以下から登録して確認ください。無料です。
https://v.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=bankfinancial_p&task=regist

=====================================

〇 本情報の信頼性の向上には最善を尽くしていますが、その正確性を保証するものではありません。

〇 本メルマガへのご意見・ご感想・ご質問はこちらまで。