税理士事務所の経営を考える!(平成26年8月時点)[第50回]

■━ 毎週火曜日配信 [第50回] 2014/08/19 ━■━━━━━━━━━━━━━━━━━

【今週のテーマ】
税理士事務所の経営を考える!(平成26年8月時点)
ー何をどこから進めるか?ー

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僭越ですが、税理士事務所の経営全般について、現時点の私の意見を述べさせて
いただきます。あわせて、当協会の活動方針について整理させていただきます。

■税理士業界を取り巻く環境は
呼称は色々ありますが、税務顧問料と決算料という商品(※わかりやすく商品と呼びます。)
のみで、全国約39,000の税理士事務所が、60年間営業を続けてこられました。
アウトプットは試算表と申告書、これもみな同じです。
クライアントからは、それらの品質の差はわかりにくいようです。
本当は違いますが、クライアントにはほぼ同じに見えます。

このような状況下で、ITによる効率化と情報開示、そして、市場の成熟が起きたら
どうなるのでしょうか?価格競争に突入するしかありません。
そして、価格競争に陥ったらどうなるでしょうか?業界が疲弊します。
残念ながらセオリー通りに動いています。

■解決策は幾通りもあります。
1.業務範囲の拡大による市場規模の拡大です。
2.差別化による、他事務所との競争優位性を構築することです。
3. 効率的な広告手段を確立することです。

◆マーケティング(業務範囲・商品)による解決策は

○選択肢1:経営支援業務への参入

税務顧問業務だけではなく、クライアント企業の経営支援業務を商品として扱う
ことで、これを新たに収益化しようとする試みが進んでいます。
経営計画書の策定や、企業の取締役・監査役に就任して顧問としての業務を果たす、
さらに、経営全般に対して助言を行い、コンサル料を徴収しています。
この業務は高単価を獲得できる一方、高度なスキルが要求されます。
事務所の職員が広く取り組める業務に仕上げるには、もう一工夫必要です。
ソリューションが完成しているとは言い難い状況です。
大変有望なテーマですが未完成です。

◎選択肢2:キャッシュフローの番人業務=「資金繰り円滑化サービス」

これは、私(銀行融資プランナー協会)が提唱する新領域の業務です。資金回りに
特化した経営支援業務とご理解ください。
金融機関対応支援を掲げる事務所様は少なくありませんが、有料化できて継続できる
サービスに仕上がっていない場合がほとんどです。当協会は継続的に課金できる
商品化に成功しました。
このサービスの特徴は、テーマを限定することで、税理士事務所職員様の過半が
習得できる事、さらに、月額3万円~5万円というリーズナブルな価格で提供できる
ことです。
メニュー表や訓練プログラムも完成していますので、多くの事務所様に導入いただけます。
すでに多くの実績が上がっています。
※銀行融資プランナー協会では、『金融機関対応力習得研究会』(研究会NO.1)を、
東京と大阪で毎月継続的に開催しています。
随時参加できます。
http://www.good-tax.jp/

◎選択肢3:創業者マーケットへの積極参入

創業マーケットへの積極参入は、時代の必然でしょう。創業者が、将来大きくなる
前提だけでお付合いするのではなく、一生一人親方のままこのクライアントを
グリップする機能も必要です。
記帳代行業務、この機能を効率的に担う体制整備が必要になります。

◆マネージメントによる解決策は

○選択肢4:製販分離体制の試み

総じて消極的な税理士事務所の営業体制を強化しようと、様々な施策が始まっています。
製販分離により、顧客対応を専門化させることで、顧客満足度の向上とグリップ力の強化、
サービスの均一化、業務の効率化を目指す試みです。
担当制を基本とする税理士事務所のオペレーションを激変させる試みです。
長短ありますが、一定比率で導入されるはずです。

○選択肢5:クレド経営の導入

事務所の一体化や職員のモチベーションアップ等(事務所ごとに目的は異なるでしょうが)、
マネージメント力強化のために、クレド経営を導入する事務所様も少なくありません。
経営活性化の一つの手法として導入事務所が増えるのでしょう。
確かに、クレド経営が浸透している事務所の職員は強いです。
※クレドとは、「信条」を意味するラテン語を起源とする言葉で、昨今では「企業の信条
や行動指針を記した携帯できるカード」を指す言葉として定着しています。

◆プロモーションの方法(マーケティングから敢えて分けました。)による解決策は

○選択肢6:ホームページとリスティング広告

クライアント(候補)が興味を持ったらホームページを確認します。
ホームページの充実は必須です。ただし、リスティング広告は、ローカルエリアを除いて、
採算性の悪い媒体になりつつあります。ホームページへの集客方法の確立が必要です。

◎選択肢7:メールマガジンによる情報配信

私(銀行融資プランナー協会)は、これを強力に推奨しています。
一枚の名刺も無駄にしない、出会ったすべての方々に、高頻度・高品質で継続的に情報を
届け続ける、コストパフォーマンスも最高です。一方、配信するコンテンツを作り続ける
ことが大変です。当協会では、会員様への配信コンテンツ(週二回・月8回)を準備しています。

○選択肢8:フェイスブックなどのSNS媒体

媒体としては有望です。継続することが重要です。何より、配信コンテンツを作り続ける
ことが大変です。フェイスブックに、当協会のメルマガコンテンツを転用いただくことを
お勧めします。配信し続けて成功されておられる事務所様もおられます。

◎選択肢9:勉強会・セミナーの継続開催

これも極めて有効な集客方法です。演台でクライアント(候補)にうんちくを説く、
「権威のある上座」のポジション作りにも最適です。一方、勉強会・セミナーの講師を
務めるためのコンテンツや講演ノウハウの習得が必要です。
※銀行融資プランナー協会では、『経営支援力&講演力習得研究会』(研究会NO2)を
大阪から始めます。9月1日スタートします。
http://www.good-tax.jp/topics_sv-7.html

■銀行融資プランナー協会は
銀行融資プランナー協会では、以下の順番でソリューションや
コンテンツの提供を行っています。今後も進めます。
http://www.bankfinancial-planner.com/

◆マーケティング(業務範囲・商品)による解決策は

○選択肢1:経営支援業務への参入
◎選択肢2:キャッシュフローの番人業務=「資金繰り円滑化サービス」
◎選択肢3:創業者マーケットへの積極参入

※選択肢2を充実させながら、徐々に選択肢1を狙います。
また、選択肢3へ参入を推奨します。
『金融機関対応力習得研究会』(NO.1)に続いて、
『経営支援力&講演力習得研究会』(NO.2)を始めます。
http://www.good-tax.jp/

◆マネージメントによる解決策は
○選択肢4:製販分離体制への試み
○選択肢5:クレド経営の導入

※現時点において提供するコンテンツはありません。

◆プロモーションの方法(マーケティングから敢えて分けました。)

○選択肢6:ホームページとリスティング広告
◎選択肢7:メールマガジンによる情報配信
○選択肢8:フェイスブックなどのSNS媒体
◎選択肢9:勉強会・セミナーの継続開催

※選択肢7を充実(事例提供の強化)させながら、同コンテンツの選択肢6・8への
転用を推奨します。
また、選択肢9の導入のために『経営支援力&講演力習得研究会』(NO.2)を始めます。

■導入の順番のご提案

1.キャッシュフローの番人業務=「資金繰り円滑化サービス」を導入して、強烈な
差別化になります。既存クライアントに対し月額3万円~5万円の単価アップを実現
してください。既存クライアントに対して、毎年10%以上導入することを目標に
掲げてください。3~5年で、既存クライアントの50%に対して導入してください。
3~5年後には、平均顧問料が50%増(加重平均)、業務量は15~25%増をイメージ
してください。
※『金融機関対応力習得研究会』(研究会NO.1)を継続します。
随時職員様の訓練に活用してください。

2.メールマガジンコンテンツを、メールマガジンやホームページ、フェイスブック等の
コンテンツとして活用してください。継続的に高頻度で情報配信を続けてください。
新規顧客を前年対比10%以上増やしてください。
(現クライアント数が少ない事務所様は、よりたくさんの受注を行いましょう。)
※コンテンツ提供を継続いたします。事例の充実を図ります。

3.経営支援力の強化と勉強会やセミナー開催力の強化を同時に図りましょう。
「権威のある上座」に立って、謙虚にご支援させていただく、新規クライアントの獲得と、
既存クライアントとの関係強化が両立します。1.と2.の次に取組みを始めましょう。
※『経営支援力&講演力習得研究会』(研究会NO.2)を大阪から継続開催いたします。
早めに東京でもスタートいたします。

貴事務所も、銀行融資プランナー協会とのお付き合いを始めてみませんか。
諸々ソリューションを提供できます。まずは、ご相談ください。

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〇 本メルマガへのご意見・ご感想・ご質問はこちらまで>>

http://good-tax.jp/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■私が考える税理士事務所の経営目標は○既存のクライアントとの関係を永続する。切られない。○付加価値を上げて顧問料のアップを図る。3~5万円/月アップ。○優良な新規顧客を継続的に獲得する。毎年1割以上純増させる。以上です。

ソリューションが見つかりました。実行してみませんか。
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【一般社団法人銀行融資プランナー協会のご案内】

◎『金融機関対応力習得研究会』(研究会NO.1)について

■研究会受講による金融機関対応力の習得(6回目安)
当事務所では、
『資金繰り円滑化サービス(キャッシュフローの番人業務)』を完遂するために必要な、
金融機関対応力の習得プログラムを開発しました。当事務所の実例をすべて細部まで
お伝えします。

◎4時間の実例ワーク訓練を累計6回受講していただくことで、金融機関対応力に対する
及第点のスキルを習得するプログラムを開発しました。様々なひな形・エクセルソフトも
ご提供します。
※一回のみのお試し参加歓迎です。38,000円/1回。予想を超える、密度の濃い内容と
お土産の多さにご満足いただけるはずです。

■銀行融資プランナー協会正会員事務所登録
◎営業支援ツールのご提供及び個別事案への対応支援を行います。
・本部として個別事案に対する後方支援を行います。
・補助金チラシの提供、『新・税理士宣言』、『新・税理士宣言(金融機関様用)』、
『サービスメニュー表』、協会DVDの原価 提供等々、適時追加しています。
・協会正会員として活動いただきます。
・様々なクライアント経営支援コンテンツのデータベース、 会員専用ページをご活用
いただけます。
・クライアント(候補)向けのメールマガジンコンテンツ等を自由にお使いいただけます。

●費用は、
・研究会参加費用 38,000円/月(累計6回・6ヶ月で終了)
・銀行融資プランナー協会正会員会費 30,000円/月
・メールマガジンコンテンツ 8,000円/月(正会員のみにご提供)
※入会金等の一時金はありません。いつでも辞めることができます。

※当事務所がクライアント及びクライアント候補に発信しているメールマガジンに
ご興味のある方は、以下から登録して確認ください。無料です。
https://faml.jp/bm/p/f/tf.php?id=gpcsenba

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