税理士事務所のビジネスモデルの検証![第81回]

(毎週火曜日配信)税理士事務所様の経営を考えるコラム
GPC-Tax本部会長・一般社団法人銀行融資プランナー協会
代表理事 田中英司


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…クラシカルな「税理士」のビジネスモデルでの戦いは苦戦します。
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税理士事務所のビジネスモデルについて検証して
みましょう。
税理士業に限らず、事業の繁栄と衰退は、
そのビジネスモデルの良し悪しに起因します。
市場と時流をとらえ、顧客ニーズに即した
ビジネスの型の創造が必要です。

多くの税理士事務所様が、過去から引き継がれたクラシカルなビジネスモデルをそのまま
踏襲しています。先人たちの知恵を受け継ぎながらも、時流に適合する新しいビジネスモデルを
付加していかねばなりません。
成功を収めておられる事務所様は、何らかの新しいビジネスモデルの付加に成功しておられます。

■クラシカルな「税理士」のビジネスモデルは…

『税務顧問業務(個人の確定申告を含む)を受注し、税務申告を行う。
税務顧問料の単価アップ、または、顧客のグリップ力向上のために、周辺業務のサポートを
無償で行う。顧客の紹介は、既存顧客や関連先からの紹介に任せる。(待つ)』

・中核業務は税務顧問業務という業務。
・周辺業務は無償で提供する。
・受注は受身的に待つ。

■「新・税理士」のビジネスモデルは…

『財務・金融分野の訓練を積んで、中小零細企業の財務部長の代行業務を行う。
この業務を中核に据えて受注し、税務顧問業務を必然的に受注する。
この差別化された業務を広く情報発信することで、リアクション受注を狙う。』

・中核業務は財務部長の代行という地位。
 (※財務部長としての地位を獲得する。)
・税務顧問業務は必然的に受注する。
・受注のために(極めて)積極的な情報発信を継続する。

■「税理士」と「新・税理士」は、似て非なるビジネスモデル・収益構造・営業形態になります。

○収益構造は…
「税理士」 …価格競争の激しい税務顧問業務
「新・税理士」…競争のない財務部長代行という地位、付加して税務顧問業務

○訴求ポイント
「税理士」 …正しい税務申告
「新・税理士」…正しい財務・金融戦略、+α必然として正しい税務申告

○営業形態
「税理士」 …原則待ちの営業
「新・税理士」…積極的な情報発信による攻めの営業

■「税理士」から「新・税理士」への転換をご推奨しております。

1.クライアントの過半に潜在ニーズがあります。
 ※中小・零細・創業間もない企業は、財務無策の経営を続けています。
2.職員様の過半が一定の訓練で習得できます。
 ※税理士資格一科目取得よりはるかに容易です。
3.当然明確な差別化ができます。「新・税理士」です。
4.当然単価アップになります。

(クライアント)『貴事務所と他の税理士事務所の違いは何ですか?』
(貴事務所) 『当事務所は、他の事務所と……が明確に違います。』

銀行融資プランナー協会は、税理士事務所様に対する上記の解を提供します。
訓練プログラムとソリューション一式を提供します。
我々は『新・税理士』、税務顧問ではなく財務部長です。
…これが解です。多くの実績を伴っています。

貴事務所も、この機会に銀行融資プランナー協会とのお付合いを始めてみませんか。
まずは、研究会No.1にご参加ください。
実例を使って、体系的・網羅的・論理的に解説いたします。