3.金融機関から紹介を受けるための合理的な理由(理論武装)!

金融機関が、自事務所に顧客を紹介してくれる仕組み作りが必要です。
以下の2つの要件です。

※一般論として、金融機関が特定の税理士・会計事務所に顧客を集中して紹介することはありません。合理的な理由がなければ…

◆金融機関様が自事務所に紹介する合理的な理由があること。
 金融機関のニーズは主に2つです。

1.金融機関は、適切な融資対象企業を探し求めています。

  • 融資の可能性を事前に判断し、必要な書類等を事前に作成し、この状態で金融機関に紹介してあげることを継続的にできる事務所は、金融機関にとって最高のパートナーです。
  • 融資の折衝窓口になってあげることも重要です。
  • クライアントに頼まれて、玉石混合の案件をガンガン投げる事務所は、その案件が総じて優であれば○、総じて非であれば×の評価を受けています。優の案件のみを持ち込む事務所は◎です。◎を目指しましょう。

2.金融機関は、融資後の継続的なモニタリングに、多大な手間暇・コストを費やしています。

  • 融資先企業=クライアントの継続的なモニタリング機能を満たしてあげれば、金融機関にとって最高のパートナーです。

前さばきを済ませた顧客候補を紹介し、必要な書類を適切に準備して、折衝の窓口としての機能を果たし、融資後の継続的なモニタリング機能を担う、金融機関からは百点の税理士・会計事務所と評価されます。
この機能は、当協会が提唱する『財務部長の代行業務=資金繰り円滑化サービス』そのものです。
金融機関も、自行の顧客に対する継続的なモニタリング、融資実行時の前さばき・書類作成・窓口機能を期待して、自事務所に顧客を紹介してくれるはずです。
合理的な理由があるからです。

◆自事務所の上記の機能を金融機関に告知してください。

銀行融資プランナー協会では、金融機関説明用に以下の資料を整備しています。
協会の正会員事務所様には、金融機関の担当者ごとへの説明を推奨しています。
▶その1:『新・税理士宣言(金融機関様向け)』によるご説明。

以下、『新・税理士宣言(金融機関様向け)』の抜粋をご紹介します。 …前略

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●我々『新・税理士』は…【融資相談】
「融資を受けたい」とクライアントに依頼されれば、融資の可否・金額の妥当性を勘案し、融資審査に必要な資料の整備・論理的な分析を行ったうえで、金融機関様に融資事案を相談させていただきます。

●我々『新・税理士』は…【クライアントへの提案】
資金繰りの状況を勘案しながら、資金調達の必要性を都度事前にクライアントに提案いたします。

●我々『新・税理士』は…【継続的なモニタリング】
継続的にクライアントの財務状況をモニタリングしています。
(クライアントの承認を得たうえで)取引先金融機関様に対しても財務状況を適時報告いたします。

●我々『新・税理士』は…【お約束】
金融機関様に対し、クライアントの財務状況や将来の計画等を可能な限り正確にディスクローズ致します。

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…後略

▶その2:『財務部長代行業務=資金繰り円滑化サービス』案内チラシ(料金不記載)の配布

顧客紹介依頼用のサービス案内(料金不記載分)チラシで、具体的なサービス内容を金融機関にご説明しています。多くの成果が上がっています。貴事務所様も、このような活動を始めてみませんか。

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…後略