貴事務所と他の税理士事務所の違いは何ですか？[第82回]
（毎週火曜日配信）税理士事務所様の経営を考えるコラム
GPC-Tax本部会長・一般社団法人銀行融資プランナー協会
代表理事 田中英司
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…概念論ではなく、論理的に正確に説明してください！
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経営は体系的・網羅的・論理的に考えるべきです。
論理矛盾に気づいたら対応すべきです。
この論理矛盾を、力相応順番に解決していくこと
こそ経営です。
税理士事務所の経営も同じです。
■大きな論理矛盾とは…
税理士さんに業務を依頼する企業側の立場で申し上げるならば、「税理士」さんの違いが
よくわかりません。親切か？丁寧か？…概念論としての違い、もちろん重要なことですが、
税理士さんから訴求する時に、私は親切で・丁寧で…要は他の事務所より優れていて、
言い替えると、他の事務所はそうでない…こんな論理展開になります。
また、節税ノウハウ云々…これも他の事務所に対して優れていると言い切れる客観的根拠は、
ほんの一部の先生以外は見出しにくいはずです。
故に、私が当事務所でクライアント候補と話す時は、
「当事務所も他の事務所も、税理士としての基本機能は同じです。
もちろん、諸々優れているとの自負はありますが…他の事務所と同じです。
諸々の付帯サービスを無償で行うようなこともしません。」
ここから入ります。
■クラシカルな「税理士」のビジネスモデルは、「税理士」全員が同じことを確実にできる
ことが前提です。
税理士制度は、この前提で全「税理士」に十分な仕事が充足されることを前提に生まれた
制度です。（多分２０年前までは、この需給のバランスが取れていたはずです。）
○以下、クラシカルな「税理士」のビジネスモデルです。
『税務顧問業務（個人の確定申告を含む）を受注し、税務申告を行う。
税務顧問料の単価アップ、または、顧客のグリップ力向上のために、周辺業務のサポートを
無償で行う。顧客の紹介は、既存顧客や関連先からの紹介に任せる。(待つ)』
・中核業務は税務顧問業務という業務。
・周辺業務は無償で提供する。
・受注は受身的に待つ。
■同じビジネスモデルなら…
・事務所の持つ規模・ブランド力の差
・人間力(属人的な)の差
・価格訴求力の差
・広告力の差
等が大きく事務所の業績を左右します。
○これらの要素を持ち合わせた先生は、隆々と経営を続けて行かれることでしょう。
この先生が、さらに新しい武器を持ち合わせたら、更なる成功を収められるはずです。
○これらの要素を持ち合わせておられなければ、経営は成り立ちません。
新しい武器が絶対に必要です。
■新しい武器は「新・税理士」と言う明確な定義に沿ったサービスです。
○以下は、「新・税理士」のビジネスモデルです。
『財務・金融分野の訓練を積んで、中小零細企業の財務部長の代行業務を行う。
この業務を中核に据えて受注し、税務顧問業務を必然的に受注する。
この差別化された業務を広く情報発信することで、リアクション受注を狙う。』
・中核業務は財務部長の代行という地位。(※財務部長としての地位を獲得する。)
・税務顧問業務は必然的に受注する。
・受注のために(極めて)積極的な情報発信を継続する。
○銀行融資プランナー協会の「新・税理士」は、「税理士」の部分は他の事務所と同じ、
優れているとの自負はあるが…「新」の部分のサービスが明確に違います…この論法で
クライアント(及び候補）をクロージングしています。
クライアント(及び候補)に対して、「新」の部分を解説する様々なツールを準備しています。
◆「新・税理士宣言書」(クライアント向け)
https://www.bankfinancial-planner.com/shinzeirishi/for-client/
◆「新・税理士宣言書」（金融機関向け）
https://www.bankfinancial-planner.com/shinzeirishi/for-finance/
◆「新・税理士」活用事例集
https://www.bankfinancial-planner.com/rule/
◆「資金繰り円滑化サービス＝財務部長の代行業務」案内
https://www.bankfinancial-planner.com/service/service_2/
◆様々な事例(ほんの一部ですが…)
https://www.bankfinancial-planner.com/consultation/
等々
■クライアント（及び候補）からの問いかけ？
『貴事務所と他の税理士事務所の違いは何ですか？』に対する回答を、
ご自身で論理的にまとめてみてください。紙に落として論理的に整理してみてください。
銀行融資プランナー協会はこの回答をご提案できます。
(貴事務所)『当事務所は、他の事務所と……が明確に違います。』
貴事務所も、この機会に銀行融資プランナー協会とのお付合いを始めてみませんか。
まずは、研究会No.１にご参加ください。
実例を使って、体系的・網羅的・論理的に解説いたします。
